個人と法​人、どちらの税率が低いのか?

あなたは現在の自分の所得税の税率をご存知ですか?

所得税は、所得が高くなるにしたがって、税率が高くなる仕組みになっています。

今の所得税と住民税を合わせた税率は次の通り。

課税所得金額      税率
~195万円以下   15%
195万円超~330万円以下   20%
330万円超~695万円以下   30%
695万円超~900万円以下   33%
900万円超~1,800万円以下  43%
1,800万円超~4,000万円以下 50%
4,000万円超        55%

課税所得金額というのは、年収ではなく、
所得控除なども引いた後の所得です。

課税所得500万円の人なら、税率は30%になりますね。

では、この人が個人で物件を購入したら、どうなるのでしょう?

物件を購入したら、500万円の上に、不動産所得が乗っかりますので、
不動産からの利益に対して絶対に30%以上の税率が掛かることになります。

一方、法人の実効税率は現在20%ちょっとで、徐々に下がっています。

だから、自分の税率のスタートラインを見極めて、
法人化などを検討することが、とても重要なんですね。