1棟物件を購入するときに、意識しておかなければならないのが、
土地と建物の割合ですよね。
なぜなら、建物の割合が高ければ、購入した後の減価償却費が多くなり、
所有時の節税に繋がるからです。
この建物の割合は、一般的には土地と建物の固定資産税評価額で按分して
決めることが多いのですが、この時に、少しだけ建物割合を大きくする方法があります。
その方法とは、建物の固定資産税評価額だけに、消費税分の8%を加えるのです。
例えば、土地100、建物100の固定資産税評価額だったとして、そのままだと
土地100:建物100
建物割合50%
ですが、消費税分を足すことによって、
土地100:建物108
建物割合51.9%
となります。
とても小さいように思えますが、物件金額が大きかったり、
今後、消費税が10%に増税されれば、その影響も大きくなります。