物件売却時の消費税は要注意!

物件を売却するときは、残債の金額や、売却益に対する税金を気にする方は多いですが、
消費税も注意しなければいけません。

特に消費税の課税事業者になっているケースなら、
売った建物金額に対する消費税が発生しています。

建物を1億800万円で売ったなら、800万円の消費税が発生しています。

ここから、経費に対する消費税を引いた金額を納めないといけないのですが、
物件売却時の経費は、大きいものは仲介手数料ぐらいで、
後はほとんどないケースが多く、かなりの消費税が発生することになります。

こんな時に活用したいのが、簡易課税制度です。

簡易課税は、売上に対する消費税の●●%を納めるという申告方式で、
建物の売却であれば、売った金額に対する消費税の60%を納めることになります。

物件売却時の経費の多さにもよりますが、
おそらく簡易課税での申告の方が、納める消費税は少なくなる傾向があるので、
物件売却を検討している方は、覚えておいて下さいね。