個人の税理士事務所と税理士法人、どちらがいいのか?

税理士の中には個人でやっている事務所と、法人でやっている事務所があります。

では、個人と法人でどのような違いがあるのでしょう?

まず、個人事務所は名前を掲げている親方税理士が亡くなると、
同時にその事務所も廃業となります。

もちろん、事務所の中に番頭さんを張れるような税理士がいれば、
その番頭さんの名前を掲げて引き継ぎできることもありますが、
それは前の親方税理士さんの事務所とは、まったく別の事務所になります。

要するに、事業の継続性がないわけです。

一方、税理士法人はそもそも2名以上の税理士がいなければ設立できません。

なので、複数人の税理士がいれば、誰か1人が亡くなっても、その税理士法人は継続します。

僕の事務所も、平成28年4月から税理士法人になりました。

税理士法人にしたことで、僕が亡くなった場合でも、
お客さんやスタッフに“継続性”についての不安を少なくすることができます。

もちろん、税理士という仕事自体が人に頼る部分が大きい仕事なので、
お客さん側から見れば、担当してもらっている税理士が亡くなるとショックだと思いますが、
それをスムーズに引き継いでくれる税理士やスタッフが居てくれることで、事業に対する不安も少なくなりますよね。