固定資産税の清算金は地域によって異なる?

不動産を売買するときに出てくる、固定資産税の清算金。

実はこれ、地域によって金額が異なってきます。

その理由は、地域によって清算する起算日が異なるからです。

起算日とされるのは、次の2つ。

・1月1日

・4月1日

一般的には、関東では1月1日を起算日とする不動産業者が多く、
関西では4月1日を起算日とする不動産業者が多いようです。

例えば、7月1日に不動産の引渡しが行われた場合は、
起算日の違いによって次のように金額が異なります。

・1月1日起算日で日割清算の場合(固定資産税365,000円)

売主が負担する金額(1月1日~6月30日)

365,000万円×181日/365日=181,000円

買主が負担する金額(7月1日~12月31日)

365,000万円×184日/365日=184,000円

・4月1日起算日で日割清算の場合(固定資産税365,000円)

売主が負担する金額(4月1日~6月30日)

365,000万円×91日/365日=91,000円

買主が負担する金額(7月1日~3月31日)

365,000万円×274日/365日=274,000円

このように、起算日によって清算金が大きく変わってくるので、
どちらなのかは事前に、仲介業者さんに確認しておいて下さいね。