法人で物件を売却する時、普通はその物件ごと売却することが多いでしょう。
その場合、法人実効税率は法人の所得によっても変わりますが、
800万円超なら約34%になります。
でも、これを法人ごと、すなわち法人の株を他人に売却する形であれば、
株の売却益として個人に税金が掛かり、その税率は20%です。
税率的にはかなり変わりますね。
一方、買主側は不動産取得税や所有権移転の登録免許税などの
諸経費が不要というメリットもあります。
最近は消費税還付をするために、1法人1物件という方も多いので、健闘の余地はありそうです。
ただし、買主、金融機関から見ると、簿外債務などのリスクがあるので、かなり壁は高いでしょう。