一瞬でキャッシュフローマイナスがわかる指標とは?

不動産投資で、副収入を得るつもりだったのに、物件を購入しても、
キャッシュフローがマイナスになってしまう状態だと、とってもしんどいです。

キャッシュフローがマイナスにならないようにするためには、
事前のシミュレーションをしっかりとすることが必要です。

そして、シミュレーションをした結果、出てくる数字からわかる
投資指標を見ることも重要です。

その投資指標の一つに、「債務回収比率」というものがあります。

別名では、英語の頭文字をとった「DSCR」とも呼ばれています。

物件から上がる賃料などの総額から、実際にお金が出ていく経費を差し引いた値、
いわゆる純収益が、元利合わせた返済金額をどれほど賄っているかを見る指標です。

例えば、純収益が年間120万円、元利合わせた返済総額が年間100万円だとすると、
債務回収費率は、1.2になります。

純収益120万円÷返済総額100万円=1.2

純収益が100万円で債務回収比率1なら、返済を引いた残るお金はトントン。

純収益が90万円で、債務改修費率0.9なら、
返済を引くと、キャッシュフローはマイナスになります。

銀行はこの指標も見ていて、この値が1.2以上ないと融資がきびしくなります。

通常は1.3以上、人によっては1.5以上ないと、
投資しないという人もいますので、自分の基準を設けて、検討してみて下さいね。