先週の土曜日は、大家さん学びの会の全国大会が東京でありました。
第1部では、
「30億円借金返済過程で1000件以上の不動産取引をしたからこそ言える不動産取引の怖さ」
というタイトルで、杉浦浩一さんが、様々なリスクについて解説されてました。
その中で、税理士のリスクのお話もありました。
税理士から提案された、相続対策での物件紹介や業者紹介によって、
大変なことになっている人からの相談が多いとのこと。
税理士はアパートやマンションの建築会社に、
お客さんを紹介することによって、紹介料をもらうケースも多々あります。
それを目的に、業者も税理士に近づくケースもあります。
その際に、しっかりと投資として成り立つかシミュレーションをしないので、
購入、あるいは建築した後に、大変なことになっているとのこと。
叶税理士法人では、基本的なスタンスとして、
お客さんからの要望がない限り、物件や建築会社を紹介するケースはありません。
なぜなら、税理士は、購入、建築した後も、お客さんの数字を見ながら
長い付き合いをしていくので、儲からないものを提案するわけにはいかないからです。
だからこそ、購入、建築前のご相談に力を入れています。
時には「買わない方がいいですよ」「建てない方がいいですよ」という提案を
させて頂くこともあります。
それは、先ほどのような理由があるからなんですね。