売主も買主も得する不動産所有会社のM&A!
ここ最近、融資マニアで有名だった石渡浩さんが実施した、
不動産所有会社をM&Aする仕組みが少しづつ広がってきています。
では、不動産所有会社のM&Aとは、どのような仕組なのでしょう?
不動産所有会社で物件を売却する方法は2つ。
1つは会社で持っているの不動産を、不動産のまま他人に売却する方法です。
これだと、売却益に対してまず法人税がかかります。
そして、物件がなくなった会社を清算すると、
その株式の持ち分が配当として入るので、
個人に配当所得の税金が掛かってきます。
ただこの方法だと、かなり高い税率が掛かり、
税金によって手残りは利益の半分以下になってしまいます。
もう1つの方法は、不動産を持っている会社の株式を
そのまま他人に売却する方法です。
この方法だと、株式の売却益に対する税金だけで済むので、
売却益に対して20%の税率で済みます。
この方法だと、手残りは売却益の8割ぐらい残ることになるので、
かなり節税できるわけです。
売主にとってはかなり得ですね。
一方、買主側は、通常不動産購入後に掛かる、
不動産取得税や登録免許税が不要になるので、自己資金が少なくて済みます。
だから買主にとっても、かなり得なんですね。