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2011年7月勉強会報告 デザイナーズ賃貸を新築する

こんにちは!大家さん学びの会サポートチームのなかじまです。
7月23日に行われた大家さん学びの会(R)関東の勉強会は
先月のリノベーションセミナーに続き、いよいよ新築がテーマでした。
今回講師を務めて頂いたのは、賃貸住宅フェアでも
パネラーやセミナー講師を務めた建築家の進藤強さん。
進藤さんが手がけた賃貸住宅は、
LIVES、Casa、新建築など多くのメディアでも取り上げられています。
※ガリバ・ハウスは賞を受賞しました!
ttp://kenchikuka-chintai.com/gallery/post-13.html
●賃貸住宅の差別化
差別化というと、
近隣住宅とに差別化を思い浮かべると思いますが、
進藤さんのデザインする物件には
1戸の中でもお金をかけるところとそうでないところ、
付加するところ省くところを
かなりハッキリ区別(差別)しています。
・トイレのドアはつけない
・キッチンがかなり狭い(写真をお見せしたいぐらいです)
・シンクはIKEAで3000円
・広さは12?(!)、なのに天井高は約4m(!)
なんていう驚きの企画だったりします。
それを入居者がどう捉えるか。
この辺がポイントになってきます。
●ひとつの作品(ブランド)として提案する
進藤さんの設計したこうした賃貸物件は
・ナカニワハウス
・バスハウス
・ガレージハウス
など、ユニークかつその特徴が一発でわかるタイトルが付いています。
当然オーナーさんは独自の物件名も付けていますが、
例えば入居募集の際に
「〜カクレガ・ハウス〜 ○○フラット(物件名)」とチラシに書けば
ひとつの作品をアピールしているような感じがして
かっこいいですよね。
ここでちょっと意外な話をひとつ。
バイク部屋というコンセプトの物件ですが
実際にはバイクを持っている人は一人しかいないそうです(笑)
ただ、「バイクと住まう部屋」とカテゴライズした事によって
かなり多くのメディアから取り上げられたそうです。。
それを見た読者が、
・バイクを置く土間があるのか
・それならマウンテンバイクを置くのもいいな
・事務所にしてもらかっこいいな
…などと様々な使い方を想像して問い合わせをしてくると言います。
要はキャッチとなる明確なコンセプトを決めて、
あとは入居者が自由に使い道を考えられる『遊びの部分』があるんです。
●新築をまだ、と考えている方へ
新築はいろんなアイデアを取り入れられるけど
面倒だし、何をどう始めていいかわからないからと
考えている大家さんも多いかと思います。
ただ、いま既にお持ちの物件がある場合は
いづれ売るか、直すか、建てなおす(新築する)かの
選択を迫られることになります。
どの方法を選ぶこともできるように、
体験された大家さんの話を聞いたり、セミナーに出るなど
知識は広げておくべきかと思います。

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